山梨県内で初めて経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)治療を実施しました

経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI:タビ)

経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI:タビ)とは、大動脈弁狭窄症に対して、開胸手術ではなくカテーテルを使って新しい弁(人工弁)を患者さんの心臓に植え込む治療法です。大動脈弁狭窄症の標準的治療は外科的な大動脈弁置換術ですが、大きな傷で人工心肺装置を使って心臓を止める必要があるため、体への負担が大きいことが課題でした。そのため高齢の方や他の病気を患っている方では手術が無理だと判断される場合も多くありました。

サピエン3生体弁
植え込まれる弁です。牛の組織から作られた弁が金属の枠(ステント)に固定されており、この弁をカテーテルで心臓へ植え込みます。

TAVIは、開胸も心臓を止める必要もなく身体にかかる負担が少ないので、これまで外科的大動脈弁置換術を受けることができなかった方でも治療を受けていただくことが可能になりました。まさに超高齢社会の我が国に求められる大変画期的な治療法です。

2013年10月に保険適応となり、本年7月3日に山梨県唯一のTAVI実施施設として山梨大学医学部附属病院が認定されました。そして10月11日に県内第一例目を実施しました。患者さまは、87歳、女性の方で治療からわずか9日目に元気に退院されました。

本治療は心臓内科医、心臓血管外科医を中心に、麻酔科医、放射線科医、看護師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師等で構成されたTAVIを専門とするハートチームが行います。動悸や息切れ、胸痛などにお悩みの方、心雑音を指摘された方、弁膜症と指摘されたことのある方などいらっしゃいましたら是非ご相談ください。我々のハートチームが万全の態勢でお待ちしております。健康寿命日本一の山梨県の皆様が、これまで以上に長く元気で生活して頂けるように、当院のハートチームが全力でサポートして参ります。

画像提供:エドワーズライフサイエンス株式会社